2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ジュンとネネ

骨までー骨までー骨まで愛してほしいいのおよー あなたが噛んだ小指がいたいー 赤い夕日が校舎を染めーてー ほほにちいさななきぼくろー 家事などをしていると、ふと昭和歌謡を口ずさんでいる自分に気づく。 まちがってもピンクフロイドやセックスピストルズ…

ありがとう沖縄

那覇から南へ下ると、糸満市というところがあります。 今回の旅の最後は是非そこへということで、 飛行機の出発までの短い時間ではありましたが、 家族そろってジャンボタクシーにのりこみ、足をのばしました。 我が家には「糸満ヤカラーズ」というグループ…

もうひとつの都

石垣から那覇へ戻ると、もうただの都会にしか見えません。 実際那覇はここらあたりの東京なのかもしれません。 きっと島々のさまざまな音楽と今のはやりものがこの地でミックスされ、 独特なシーンをつくっているのでしょうけど、 今回はそこに触れている時…

迷いの島

「鳥」という話がある。 鳥たちが突然凶暴になって人間界を襲うやつである。 確か鳥たちは潮の満ち干きとともにやって来たり去っていったりした。 潮の満干とともに移動するものは凶暴化した鳥だけではない。 マングローブの森も、 非常に静かにではあるが長…

おしゃべり好き

今回は行くことができませんでしたが、 島のある岬の突端には、灯台の代わりに時計台があって、 沖を行く船に向かって妙ちくりんな時を照らし続けているということです。 そのおかげで船乗りたちはすっかり陸のことを忘れてしまい、 いつまでもそこらをまわ…

マタハリヌ

水槽の中には限りなく透明なエーテルが満ちていて、 その中に、人も家も水牛も静かに沈んでいる。 もちろんぼくも、そこへ落ちていった一人。 おもいっきり自然そのものなのに、 なんだかテーマパークみたい。 開放感と閉塞感が同時にやってきました。 なん…

ただいま!

南の島に行っておりました。 石垣島はもう初夏でありました。 空と海の狭間で止むことなく沸きあがり続ける緑でありました。 無数に飛び交う蝶の棲家でありました。 雨と太陽の子供たちの島でありました。 そしてそこに住む人々も、 未だその子供たちの一部…