春めぐる


突然ですけど、みなさん「君が代」ってどうされてます?
去年の春は子供の卒業式、入学式と2度お会いしました。
でもって、結局、大きな声でストレートに歌うことにし、
歌ってまいりました。


大体この歌はほとんど歌ってるか歌ってないかわからないくらいの大きさで、
ざわざわーっと不気味に歌われることが多いですよねえ。
まあある意味これが曲調にあってます。
生徒や保護者はもちろん、先生も
「あまり大きな声では歌っておりませんのでご安心ください」
といった感じで歌ってらっしゃいます。


尺八をやっているとこの手の「君の御世はありがたいなあ、めでたいなあー」
というのはごろごろしております。
みんな大声で歌ってらっしゃいます。
なのでちょっと慣れたというのもあるとは思います。
しかしこの曲のちょっといいところも見つけましたよ。
それは「こけのむすまでー」という最後のところです。
苔むした国家というのはなかなかいいイメージじゃないでしょうか?
若々しく乱暴なアメリカンでもなく、老いてもなお、理知的に支配的に振舞おうとするヨーロピアンでもなく、共に白髪のはえるまでー的な国家観はこれからの高齢社会にぴったり。
曲名も「君が代」から「コケムス」にしてみたらどうでしょう。
子供にうけるかも。
また近隣諸国の反発もやわらごうというもの。


おっと、今日はちょいとはしゃぎすぎました。
まあ歌ちゅうものは、大きな声で歌ってみると、
聞こえてくるものもあるという、それだけのお話でございます。