なんだかしみったれた、何にも無いような土地に、
金時計をじゃらじゃらさせて、キレイなお姉さんをはべらせた、
汗っかきな男がやってきて、商売を始める。
そのへんでぶらぶらしていた男どもを集め、安い給料でこき使って、
せっせと商売し、うっしっしと大もうけ、でっかい家を建て、新しいお姉さんもゲットだ。
それでもって、まわりの連中もおこぼれでちょっとだけ豊かになる。
そういうのって、みんななかなか受け入れにくい。
でもまあ、そのちょいとお金持ちになった国土の片隅で、
ぼくは歌わせてもらっている、
そんなふうには思ってるよ。