亀山訳!

うっ、にんじんの疲れがまだ。俺も年だしなあ。
しかし尺八の稽古の日なので、頑張って代々木の稽古場へ。

6月にいつものお寺で勉強会があるので、その曲を練習中なのだが、
うーんいい音でないなあ。もう6年以上吹いてるのに俺って駄目駄目と、ややネガティブな気持ちに。


帰りの電車でついにカラマーゾフを、
ひとめもはばからずさめざめと泣きながら読了。
いったいどれだけかかっとるねん。
20代に読んだときはあっと言う間だったのに。

途中いいかげんこの兄弟にはうんざりもした。
君たちとはもうやってられんわ!とつっこみたくもなった。


しかし、忘れられんかったなあ。結局。
新訳もやっぱり巧かったです。

前に読んだときは、ご長男に完全に感情移入してしまったため、無実の罪が確定したところで、
こっちも頭が吹っ飛んでしまった。
しかし今回はなぜか脇役の少年たちに感情移入してしまった。
書かれることの無かった続編へ思いを馳せる余裕も、ちょっとあったよ。