思うのは勝手


石川九楊という方の「一日一書」という本の中に、
まるで指紋のような明代の文字が紹介されていました。
漢字がくねくねと指紋のように書かれているのです。


そういえば、高級な印鑑の文字、なんだかわざとすぐには読めないような字になっていて、
あれはかっこつけるためなのだろうか、とずっと思っていたのでですが、
ひょっとしたら母印に似せているのではと思い、
ひとりで、おおっと興奮しておりました。


まあ、それだけのことでございます。