逃亡者

qujila2006-07-23



高島屋らしきデパートの一階と地下の間に大量に秘密文書を隠し持っていた男が、
その秘密を守るために、何故か買い物に来ていたぼくに万引きのぬれぎぬを。


たしかに知らない間に手の中には観光バスなどに乗ったときもらえるような
駄菓子の詰め合わせ袋が。
同行していた元くじらのディレクターエフ氏によると、彼のもっとも尊敬するプロデューサーが確かに犯人はぼくだと携帯で言ったらしく、自首をすすめてくる。


絶体絶命であった。


しばらくデパートを逃げ回ったが、警察官に取り囲まれたところで、床が崩壊し中からは秘密文書が。
ぼくの潔白が証明され、お詫びとして商品券をもらう。


その商品券で屋上で売っていた金魚を買う。


次の日に新聞にその秘密文書の記事があった。
それによると、世界中のビルの一階と地下の間にある空間を有効に活用するために、大物政治家が影でうごめいているらしい。
どううごめいているのかはさっぱりわからない。